訪問看護ステーションを開業する男性看護師が増えています。
その中でも、訪問看護ステーションを開業し、なおかつ、運営を軌道に乗せた男性看護師は、どのような資質を兼ね備えているのでしょうか？
この記事では、訪問看護ステーションを開業した男性看護師が持つリーダー特性に迫ってみます。
高いコミュニケーション能力がある
訪問看護ステーションは、数人、もしくは数十人のメンバーと運営します。メンバーがそれぞれの考えで業務に当たっては、訪問看護ステーションのまとまりがなくなってしまいます。
訪問看護ステーションの方向性を見失わないように、リーダーの持っている理想をメンバーに伝え、全員で共有しておかなくてはなりません。
リーダーには、メンバーと密にコミュニケーションを取り、意志を共有することが求められます。
スタッフを引っ張る行動力がある
病院では、師長や主任などのリーダーは、ケアを提供するよりも管理的な立ち位置にいますが、訪問看護ステーションを軌道に乗せた男性看護師は、自らが行動しています。
メンバーに指示を出すのではなく、自身が率先して営業活動を行ったり、利用者宅を訪問してケアを提供したりします。
リーダーのそのような姿勢が、メンバーのモチベーションを高めていきます。
ブレない目標を持っている
訪問看護ステーションを開業したら、チームでの目標を明確にして、課題をクリアしなくてはなりません。
リーダーには、どんなときも目標を見失わず、訪問看護チームを引いて行くことが求められます。
労働環境への細やかな気配り
有能な訪問看護ステーションのリーダーは、スタッフへの気配りを欠かしません。スタッフが体調や悩みの有無などのコンディションを把握しています。
体調不良のスタッフは休憩が取れるようにシフトを調整したり、子育て中のスタッフには在宅勤務や直行直帰の勤務スタイルを提案したりするなど、すべてのスタッフが働きやすいよう、工夫しています。
情報収集と連携強化を怠らない
訪問看護ステーションの運営は、主治医やケアマネージャーを始め、たくさんの職種や機関との連携で成り立つもの。訪問看護の収入源である保険制度も複雑であり、トラブルや困りごとがたびたび発生します。
訪問看護ステーションを運営する上で、困ったときに相談できる人や機関があるかどうかは、リーダー次第とも言えます。
そのためリーダーは、常日頃から情報収集を行い、各種機関との連携強化に努めています。
まとめ
このように、訪問看護ステーションを開業し、軌道に乗せた男性看護師は、優れたリーダーシップを発揮しています。
「将来は訪問看護ステーションを独立開業したいけれど、自分にリーダーシップがあるかどうかわからない」と悩む人もいるかも知れませんね。
どれほど立派なリーダーも、最初は初心者。大切なのは、まず訪問看護ステーションを開業したいという「熱意」です。
訪問看護ステーションの開業への熱意を持っていれば、経験を積む中で、リーダー特性は徐々に身についていきます。
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