看護では、患者の状態やニーズを正確に評価するためにアセスメントが行われます。
地域の在宅療養を支える役割を持つ訪問看護においては、このアセスメントは非常に重要な意味合いを持ちます。
本記事では、訪問看護におけるアセスメント内容や病院のアセスメントとの違い、新米看護師へのアセスメントの指導法など、訪問看護のアセスメントについて徹底解説します。
- 1 「アセスメント(assessment)」とは
- 2 訪問看護のアセスメントと病院のアセスメントの違い
- 3 訪問看護のアセスメント内容
- 4 訪問看護のアセスメントにおいて気を付けること
- 5 訪問看護に必要な5つのアセスメント視点
- 6 (1)身体的視点でのアセスメントの注意ポイント
- 7 (2)心理的視点でのアセスメントの注意ポイント
- 8 (3)住環境視点でのアセスメントの注意ポイント
- 9 (4)家族の介護力でのアセスメントの注意ポイント
- 10 (5)地域の支援体制でのアセスメントの注意ポイント
- 11 アセスメントの共有・連携のポイント
- 12 訪問看護のアセスメントが看護師のスキルアップにつながる理由
- 13 訪問看護未経験の看護師へのアセスメントの指導方法
- 14 まとめ
- 15 訪問看護未経験からの独立事例をプレゼント
「アセスメント(assessment)」とは
「アセスメント(assessment)」とは、何かを評価したり、判断したりすることを指します。医療や看護の分野では、患者の状態や問題を正確に把握し、適切な治療やケアプランを策定するために、患者の身体的・精神的・社会的状態を評価することが重要とされています。
アセスメントは、主に次のような目的で行われます。
(1)患者の状態の把握
患者の現在の身体的・精神的・社会的状態を把握することで、適切な治療や看護を提供するための情報を得ることができます。
(2)問題の同定
患者が抱える問題や症状を明確にすることで、その原因や解決方法を探ることができます。
(3)ケアプランの策定
患者の状態や問題を把握した上で、適切な治療や看護計画を立てることができます。
アセスメントは、医療・看護において非常に重要なプロセスのひとつであり、患者の健康状態の改善や予防につながります。また、患者にとっても自身の状態を理解することで、治療やケアに協力的になることができます。
では、訪問看護におけるアセスメントは、どのようなものなのでしょうか。
訪問看護のアセスメントと病院のアセスメントの違い
訪問看護のアセスメントと病院のアセスメントには、以下のような違いがあります。
(1)実施場所
病院のアセスメントは、主に病院内で行われます。一方、訪問看護のアセスメントは、患者の自宅や施設など、患者が日常生活を送る場所で実施されます。
(2)患者の状態
病院のアセスメントは、入院中の患者の状態を評価することが多いです。一方、訪問看護のアセスメントは、在宅患者の状態を評価することが多く、在宅患者の場合は、自宅での日常生活や家族との関係性など、環境面や社会的背景を評価する必要があります。
(3)評価項目
病院のアセスメントでは、主に身体的な観点から患者の状態を評価します。一方、訪問看護のアセスメントでは、身体的な観点だけでなく、心理的・社会的な観点からも患者の状態を評価する必要があります。また、家族の介護能力や住環境、地域の支援体制なども評価対象となります。
(4)時間
病院のアセスメントは、入院初日や退院前など特定の時期に行われることが多いです。一方、訪問看護のアセスメントは、訪問看護師が定期的に患者宅を訪問して行われるため、時間的な余裕があり、患者の状態の変化を把握することができます。
(5)担当者
病院のアセスメントは、主に医師や看護師が行います。一方、訪問看護のアセスメントは、訪問看護師が主に行います。訪問看護師は、患者の自宅や施設で生活する現場に立ち、患者の実情を直接把握することができます。そのため、訪問看護師がアセスメントを行うことで、より詳細な情報を収集することができます。
訪問看護のアセスメント内容
上記で説明した病院との違いを踏まえて、訪問看護でのアセスメントの内容を見ていきます。
訪問看護師が患者に対するアセスメントを行う目的は、患者の状態やニーズを正確に評価することにあります。
(1)生命体徴の測定
血圧、脈拍、呼吸数、体温などの生命体徴を測定し、基礎的な身体的状態を把握します。
(2)病歴の取得
過去の病気や手術の経歴、現在の病気の状況、薬物療法、アレルギーなど、患者の医療履歴を収集します。
(3)機能評価の実施
患者の日常生活動作(ADL)や、身体機能、認知機能、精神状態、家庭環境などを評価します。
(4)皮膚の評価
患者の皮膚の状態を観察し、褥瘡(床ずれ)や皮膚潰瘍などのリスクを評価します。
(5)栄養状態の評価
食事内容や摂取量、身体的な栄養状態などを評価します。
(6)薬剤管理
患者が正しく薬を服用しているかどうかを確認します。
(7)患者と家族の教育
患者や家族が、病気やケアの方法について正しく理解しているかどうかを確認し、必要に応じて教育を行います。
これらのアセスメントは、患者の現在の状態を正確に把握し、適切な看護ケアプランを作成するために必要です。
訪問看護のアセスメントにおいて気を付けること
訪問看護でのアセスメントは、患者(ご利用者)だけでなくご家族にへの配慮なども気を付ける必要があります。
(1)プライバシーの確保
患者のプライバシーを尊重し、アセスメントの過程で得た情報を適切に管理することが重要です。訪問看護師は、患者の家庭環境でアセスメントを行うため、家族や介護者とのコミュニケーションに配慮する必要があります。
(2)患者とのコミュニケーション
患者との信頼関係を築くために、アセスメントの前には十分な説明を行い、患者の状態やニーズを聞き取ることが重要です。また、患者の状態に応じて、コミュニケーション方法を適切に選択することが必要です。
(3)適切な方法の選択
アセスメントには、様々な方法があります。適切な方法を選択することで、より正確な情報を得ることができます。例えば、身体的な状態を評価するために、測定器具を使用する場合があります。
(4)文化的背景の理解
患者の文化的背景や信念に配慮することが必要です。文化的な違いによって、アセスメントの方法や情報の解釈が異なる場合があります。
(5)チームアプローチの重要性
訪問看護は、医師や介護者、家族など多様な人々と協力して行われます。アセスメントにおいても、必要な情報を適切な人に共有することが重要です。
訪問看護師は、患者との信頼関係を築き、患者のニーズに適切に対応することが求められます。
訪問看護に必要な5つのアセスメント視点
訪問看護は、病院とは異なり、患者だけでなくご家族や主治医、ケアマネージャー、地域の医療機関や施設など、様々な方々と連携を取りながら業務に当たります。
アセスメントにおいても、様々な視点をもって取り組んでいく必要があります。訪問看護に必要なアセスメント視点は以下の5つです。
(1)身体的視点でのアセスメント
(2)心理的視点でのアセスメント
(3)住環境視点でのアセスメント
(4)家族の介護力でのアセスメント
(5)地域の支援体制でのアセスメント
訪問看護では、このような様々視点をもちながらアセスメントをおこなう必要があります。それぞれの注意ポイントをみていきます。
(1)身体的視点でのアセスメントの注意ポイント
訪問看護におけるアセスメントにおいて、身体的な視点での注意ポイントは以下の通りです。
(1)身体状態の評価
身体的なアセスメントでは、身体状態を評価することが重要です。例えば、体温、血圧、脈拍、呼吸などの基礎的なバイタルサインの測定や、身体の部位の視覚的な確認などが含まれます。
(2)痛みの評価
患者の痛みの程度や種類を評価することも重要です。患者が痛みを感じている場合は、痛みの原因を特定し、痛みを和らげる方法を提供する必要があります。
(3)体力の評価
患者の体力を評価することで、日常生活の中での身体的な活動や自立度の程度を判断することができます。例えば、移動能力、排泄機能、食事摂取能力などが含まれます。
(4)創傷や皮膚の状態の評価
創傷や皮膚の状態を評価することで、治療方法や予防策を提供することができます。特に、床ずれの発生や進行を早期に発見し、適切な処置を行うことが必要です。
(5)薬剤治療の評価
薬剤治療の評価には、薬剤の種類、用量、服用方法などを確認することが含まれます。また、副作用や相互作用の有無を確認し、必要に応じて医師と連携して薬剤の調整を行う必要があります。
以上が、訪問看護における身体的な視点での注意ポイントです。これらの評価を行うことで、患者の身体状態を正確に把握し、適切な看護ケアを提供することができます。
(2)心理的視点でのアセスメントの注意ポイント
訪問看護において、アセスメントには心理的な視点も含まれます。以下は、心理的な視点での注意ポイントです。
(1)精神的な状態の評価
患者の心理的な状態を評価することが重要です。例えば、うつ病や不安障害、認知症などが含まれます。また、適応障害やPTSDなどの心理的な問題を抱えている可能性がある場合には、適切な専門家に紹介することが必要です。
(2)ソーシャルサポートの評価
患者が受けているソーシャルサポートの程度を評価することが重要です。例えば、家族や友人、地域の支援などが含まれます。患者が孤立している場合には、ソーシャルサポートを充実させることが必要です。
(3)認知機能の評価
認知機能の低下がある場合には、日常生活の中での誤った行動や判断が起こる可能性があります。認知機能の評価を行い、必要に応じてリハビリテーションや適切な介護計画を立てることが必要です。
(4)精神的なストレスの評価
患者が抱える精神的なストレスを評価することが重要です。例えば、家族の死去や離別、財政的な問題などが含まれます。ストレスが多い場合には、適切なカウンセリングや心理療法の紹介が必要です。
(5)患者の意向の評価
患者が望む治療や生活スタイル、在宅ケアの方法などを評価することが重要です。患者が自分らしい生活を送ることができるように、患者本人の意向を尊重した看護ケアを提供する必要があります。
以上が、訪問看護における心理的な視点での注意ポイントです。これらの評価を行うことで、患者の心理的な状態やニーズを把握し、適切な看護ケアを提供することができます。
(3)住環境視点でのアセスメントの注意ポイント
訪問看護において、アセスメントには住環境の観点からも評価する必要があります。以下は、住環境での注意ポイントです。
(1)住居の安全性の評価
住居内での転倒や火災、怪我などのリスクを評価することが重要です。例えば、住居内での段差や滑りやすい床、照明が不十分な場合などには、安全対策を講じる必要があります。
(2)環境への適応性の評価
住居の環境に適応できているかどうかを評価することが重要です。例えば、車いすの移動がしやすいか、ベッドからの起床がしやすいか、入浴がしやすいかなどを確認する必要があります。
(3)居住地域の社会的な資源の評価
地域の施設やサービス、コミュニティの資源について評価することが重要です。例えば、公共交通機関のアクセス性、地域の医療機関の質、地域のイベントや催し物などが含まれます。
(4)生活環境の清潔度や整頓度の評価
住居内の清潔度や整頓度について評価することが重要です。例えば、生活環境が不衛生である場合には、健康に悪影響を及ぼす可能性があります。また、散らかった環境や物の山積みは、認知症の方にストレスを与える可能性があるため、整頓を促す必要があります。
(5)居住者の生活スタイルの評価
患者の生活スタイルについて評価することが重要です。例えば、食事や排泄、睡眠などのリズムや時間帯、日課の内容などを確認する必要があります。患者の生活スタイルを把握することで、適切な看護ケアを提供することができます。
以上が、訪問看護における住環境での注意ポイントです。これらの評価を行うことで、患者の住環境における問題やニーズを把握し、適切な看護ケアを提供することができます。
(4)家族の介護力でのアセスメントの注意ポイント
訪問看護のアセスメントにおいて、家族の介護力も重要な要素の一つです。以下に注意すべきポイントをいくつか示します。
(1)家族の理解度を確認する
家族の理解度を確認することが重要です。家族が患者の状態や治療方針を理解しているかどうかを確認し、説明不足や誤解がないようにします。
(2)家族の介護経験を把握する
家族の介護経験を把握することが必要です。家族がこれまでにどの程度介護を経験してきたか、どのような介護を担当していたかを把握します。また、家族の介護におけるストレスや負担を把握し、必要に応じて支援を提供します。
(3)家族のサポート体制を確認する
家族のサポート体制を確認することが大切です。家族がどの程度のサポートを受けているか、他の家族や地域のサポートシステムを利用しているかどうかを確認します。必要に応じて、サポート体制を整えるための提言や支援を提供します。
(4)家族とのコミュニケーションを確認する
家族とのコミュニケーションを円滑にすることで、介護の連携をスムーズに行うことができます。家族の声や意見を聞き、共有することで、患者のケアの質を高めることができます。
(5)家族のニーズを理解する
家族のニーズを理解することが重要です。家族自身が抱える問題やニーズについても理解することが必要です。家族自身が支援を必要としている場合には、適切な支援を提供することができます。
(5)地域の支援体制でのアセスメントの注意ポイント
訪問看護のアセスメントにおいて、地域の支援体制について考慮することは非常に重要です。以下に、地域の支援体制での注意ポイントをいくつか紹介します。
(1)地域のリソースの把握
訪問看護師は、患者や家族が利用できる地域のリソースを把握する必要があります。例えば、介護サービス、訪問介護サービス、デイサービス、地域包括支援センターなどがあります。訪問看護師は、これらのリソースについて十分な知識を持ち、患者や家族に適切な情報提供を行う必要があります。
(2)地域の連携体制の確認
訪問看護師は、地域の医療機関や社会福祉施設などとの連携体制を確認する必要があります。特に、患者が複数の医療機関を受診している場合や、介護サービスなどを利用している場合は、連携がスムーズに行われているかを確認することが重要です。
(3)地域の特性の把握
訪問看護師は、地域の特性を把握する必要があります。例えば、高齢者が多い地域では、高齢者向けのサービスが充実していることが多いです。また、地域によっては、文化や言語の違いがあるため、患者や家族のニーズに合わせた対応が必要になる場合があります。
(3)地域の課題の把握
訪問看護師は、地域の課題を把握することも重要です。例えば、高齢者の孤立や、介護労働者の不足などが挙げられます。地域の課題を把握することで、患者や家族への適切な支援や、地域の課題解決のための提言ができるようになります。
訪問看護師は、患者や家族の状況を把握するだけでなく、地域の支援体制についても十分な知識を持っていることが求められます。
アセスメントの共有・連携のポイント
訪問看護では、医師やケアマネージャーとの連携がとても重要です。アセスメント結果を共有することで、より適切な看護ケアが提供できるようになります。
以下を意識することでしっかりとアセスメント結果を共有することが可能となります。
(1)目的を明確にする
アセスメント結果を共有する前に、共有の目的を明確にします。例えば、医師に病状の詳細を伝えるため、ケアマネージャーに介護計画に反映させるためなど、目的に応じて情報の重点を置くべき点が異なる場合があります。
(2)重要な情報を共有する
アセスメント結果の中で、医師やケアマネージャーが必要とする情報を重点的に共有します。例えば、身体的な症状や薬の使用状況、認知症患者の行動や認知機能など、重要な情報を的確に伝えることが重要です。
(3)聞き取りや詳細な説明を行う
アセスメント結果を共有する際には、聞き取りや詳細な説明を行うことが大切です。聞き取りにより、医師やケアマネージャーが気づかなかった点や、患者の要望などを確認することができます。また、詳細な説明により、共有する情報を正確に伝えることができます。
(4)時間を設ける
アセスメント結果を共有する際には、時間を設けることが重要です。共有には、医師やケアマネージャーの理解と反応を確認することも必要であり、十分な時間を設けることで、適切なコミュニケーションが行えます。
(5)チームでの共有を促す
訪問看護では、複数の看護師が担当することがあります。アセスメント結果を共有する際には、チームで共有することが望ましいです。チームで情報を共有することで、より詳細な情報が得られる場合があります。
以上のように、アセスメント結果を共有する際には、目的を明確にし、重要な情報を的確に伝えることが大切です。
訪問看護のアセスメントが看護師のスキルアップにつながる理由
実は、訪問看護のアセスメントは看護師のスキルアップにも非常に有効です。
(1)看護診断の正確性向上
訪問看護でアセスメントをおこなうことで、患者の状態やニーズをより正確に把握することができます。これにより、看護診断の正確性を向上させることができます。
(2)看護計画の立案能力の向上
アセスメントを通じて得た情報をもとに、看護計画を立案することが求められます。訪問看護でこのスキルを磨くことで、看護師はより効果的な看護計画を立てることができます。
(3)コミュニケーション能力の向上
訪問看護では、患者や家族、介護者とのコミュニケーションが重要です。アセスメントの過程でコミュニケーション能力を向上させることで、より良い関係を築き、患者のケアに貢献することができます。
(4)臨床判断力の向上
訪問看護では、患者が抱える問題や状態が複雑であることがあります。アセスメントを通じて、看護師は状況を正確に判断し、適切なケアを提供する能力を向上させることができます。
(5)チームワーク能力の向上
訪問看護では、医師や介護者、家族など様々な人々と協力してケアをおこないます。アセスメントを通じて、多様な人々とコミュニケーションをおこない、協力してケアを提供するチームワーク能力を向上させることができます。
訪問看護でおこなうアセスメントは、、患者の自宅や地域でのケアをおこなうため、より総合的な看護スキルが求められます。アセスメントを通じて、より高度な看護スキルを磨くことができます。
訪問看護未経験の看護師へのアセスメントの指導方法
管理者として新たに入職する訪問看護未経験の看護師に訪問看護のアセスメントを指導するには、以下のようなアプローチが有効です。
(1)実地指導をおこなう
訪問看護のアセスメントは、現場での実践が重要です。まずは、実際に訪問看護の現場に同行し、アセスメントの方法やポイントを指導することが重要です。また、その際には、看護師が直接患者や家族とコミュニケーションをおこなうことができるように、支援をおこないます。
(2)ガイドラインやマニュアルを活用する
訪問看護のアセスメントには、ガイドラインやマニュアルがあります。管理者は、これらの資料を活用し、看護師に対して適切なアセスメントの方法やポイントを指導することができます。また、このような資料を見ながら、一緒に演習をおこなうことも有効です。
(3)ロールプレイをおこなう
訪問看護のアセスメントは、実践を重視する一方で、ロールプレイをおこなうことも有効です。まずは、管理者が患者や家族の役割を演じ、看護師がアセスメントをおこなうという形式で、実際の現場に近い形でのトレーニングをおこないます。
(4)研修や勉強会を実施する
訪問看護のアセスメントについて、研修や勉強会を実施することで、看護師がより深く理解し、スキルアップすることができます。また、研修や勉強会には、訪問看護の現場で活躍する看護師からの実践的なアドバイスや情報を得ることもできます。
以上のように、実地指導、資料活用、ロールプレイ、研修や勉強会など、様々な方法を組み合わせて、訪問看護未経験の看護師に訪問看護のアセスメントを指導することが重要です。
指導の際には、管理者・看護師が自信を持ってアセスメントをおこなえるよう、十分なサポートをおこなうことが大切です。
まとめ
訪問看護のアセスメントについて様々な観点から解説しました。
訪問看護の方針や計画、訪問看護のケア内容を決定するためのアセスメントには、身体だけでなく、様々な視点が必要であること、訪問看護のアセスメントを行うことにより総合的に看護スキルが向上することなどをご理解いただけたのではないでしょうか。
本記事が看護師にとって訪問看護~在宅医療の世界に興味を抱くきっかけになれば幸いです。
「アセスメントシート」を活用する方法もあります。アセスメント項目には、利用者の家族構成、既往歴、利用している医療介護サービス情報、フィジカルアセスメントの項目などがあります。これらの情報をもとに、訪問看護の方針や計画、訪問看護のケア内容を決定していくことができます。
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