かつては少数派だった男性看護師。近年は看護師として活躍する男性が増え、社会的にも、男性看護師の活躍が望まれています。
男性看護師の中には、訪問看護ステーションの独立開業を希望する人が増えています。それはなぜでしょうか?
男性看護師はどのくらいいるの?
厚生労働省の報告「令和2年衛生行政報告例(就業医療関係者)の概況」によると、2020年に就労している看護師の人数は約128万人。
男女の内訳は、女性の看護師が約117万人で、男性看護師は 約10万人でした。
データからもわかるように、看護業界はまだまだ女性が大多数を占めています。
しかし、この報告は、男性看護師の人数が増えていることも示しています。
2010年の男性看護師は約 5万人でしたが、2年おきの調査で、約1万人ずつ増加しています。
社会的にも男性看護師の活躍が期待されているのに加え、コロナ禍ではエッセンシャルワーカーとして注目されたこともあり、今後も看護師を目指す男性が増えるのではないでしょうか。
増加する男性看護師ですが、まだまだ女性が大多数を占める看護業界において、どのようなキャリアを積んでいるのでしょうか?
訪問看護ステーションの独立開業を望む男性看護師
男性看護師の中には、将来を見据えたキャリアプランの選択肢として、訪問看護ステーションの起業を目指す人が増えています。
看護師として経験を積むと、キャリアアップしたいと思うものです。
病院では、看護師として数年働くとプリセプターや病棟リーダーを任され、ベテランになると主任や師長に昇進することも。
さらなる専門性を目指して、認定看護師や専門看護師になる看護師もいます。
しかし、そのいずれのキャリアも「病院や施設のスタッフである」ことが前提です。
男性看護師は独立心が強く、「自分で経営したい」と思う人が多いことから、独立心のある男性看護師が訪問看護ステーションを独立開業したいと思うのは、頷けますね。
男性看護師が訪問看護ステーションの独立開業を望むわけ
病院で管理職になった後、さらに自分の思い描く看護を提供したいという理由で、訪問看護ステーションの独立開業した男性看護師のケースをご紹介します。
訪問看護ステーション管理者Aさん
「周りの人からリーダーシップがあると評価されることが多く、勤め先の病院では管理者コースに推薦されるなど、もともとリーダー的な性格だったと思います。総合病院で看護師長職についていたとき、病院経営について学ぶ機会があったのですが、それがきっかけで自分でも組織を経営してみたいと思いました」
「病院では救急やICUなどで管理者を勤めるなど、急性期を中心に働きました。しかし、退院した患者さんのその後の様子が気がかりなことも多々ありました。それがきっかけで在宅看護に興味を持ち、特別養護老人ホームに転職しました。高齢者のケアを行う中で、生活に重きを置く在宅看護をもっと学びたいと思い、訪問看護ステーションの開業を思い立ちました」
チーム内でリーダーシップを取るのが得意だったり、病院で管理者を経験したりする中で、自然と訪問看護ステーションの独立開業に興味を持つ男性看護師が増えています。
病院で得た気づきを活かし、自分の理想の看護を追求したいという理由もあるようです。
まとめ
あなたも、ぜひ持ち前のリーダーシップを発揮して、自分の訪問看護ステーションを開業してみませんか?
いろいろナースでは、男性看護師の独立開業も多数サポートしています。いろいろナースは男性看護師の独立心を応援し、夢を実現するお手伝いをします。
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